嬉しい一言

 田舎の日曜日は穏やかだ。刺激的なことは何にもない。今日も、散歩がてらに近所を散策したら、小学校に校長の車が止まっていた。

 

 コロナ禍の影響で、大変なんだろうなと推測する。昼前に、ベランダでアプローチの練習をしていたら、校長が帰るときに校庭から「ありがとうございました。生徒全員と、教員全員にアサギマダラを見せました」と言った。

 

 私は「それはよかったね」と、おだやかな言葉をかけてバイバイした。

 

 内心は「超うれしい!生徒も先生もぜーんぶ見てくれたんだ!」

 

 教育とは何か、学問とは何か?という究極のテーマはあるが、今、目の前に起こっていることを科学する、ということではないか。

 

 見た目には、か弱い蝶が、わずか4~5か月の生命のうちに1000キロも旅をするというミラクルを、放っておいて良いものか!