今年2回目のシニアソフトの練習日で、今にも降りそうな曇天のなかを下津まで車を走らせた。
えっ、何?駐車場が満杯!とりあえず、居並ぶ車の前に横付けしてグランドに向かった。コロナウイルスも関係なく、行くところのない暇なおっさんが、17名も集まっていた。
その中に、初めて見る顔が一人いて、練習前の集合でキャプテンのS氏が紹介した。S氏がいた東燃に勤務しているN君57歳で、耐久高校野球部のOBで私の後輩だという。
誰かが「萬ヶ谷さんのこと知ってるか?」と聞いたら、彼は「はい、よく知っています。伝説の人です」と言った。
ええー、超かっこいいじゃないか。今はやりの「レジェンド」だ。何をもっての評価なのかは分からないが、あとで彼に事情を聞いたら、私の時の横山征支郎監督が、10年後に復帰して彼らを指導した時に、私のことを話してくれたようだ。
横山監督は残念ながら50代後半で亡くなってしまったが、人生最大の恩師だ。
何もかもが中止になる中で、小学生の子供二人が、平均年齢70歳のおじさん達の練習を、上の道からしばらく見ていた。早く復旧しないと日本が危うくなる。