お話は10分で

 K教N教会の春の大祭だった。内容はいつもと変わらないが、今回は、この教会の二代目教会長が70年、三代目教会長の10年祭が、同時に執り行われた。

 

 この法事の祭主を務めた和歌山教会長の講話が出色だった。「私のお話は10分で終わります」と前置きしておいて、二代目教会長のミラクルな挿話を披露しながら、クライマックスで「残念ながら、この続きはまたの機会に」と、バッサリと切り上げ、受講者を「ええーっ」と言わしたのは見事と言うほかない。

 

 見習いたい。