時は今から18年ほど前だ。次男が千葉の拓大紅陵の硬式野球部にいて、ある日、父母会の総会が木更津のホテルであって、そのあと懇親会になった。
部員は90人いたので、父母も150人以上いただろうか、私が司会で会を進行した。
カラオケも入って、監督の小枝守(甲子園でも有名解説者だが昨年死去)にも歌ってもらった。調子に乗って、司会者自ら歌ったのが、さだまさしの「案山子」だった。
学校は千葉だが、関東圏から来て、下宿している選手が多くて、母親が息子と会える機会は少なかったようだ。
だから、歌詞にある「元気でいるか、街には慣れたかー、友達出来たか-、さみしかないか、お金はあるか、今度いつ帰る」のフレーズで、一気に涙腺を抜いてしまったようだ。
その「案山子」を、今日からレパートリーに入れるべく練習を始めた。はっきり言って「とても難しい」。でも、いつかはものにしたい一曲である。