お見舞い

 大雨の予報だったが、恒例のO先生が来るので、上で待ったら10時前に見えた。ひと月前に整地した苗床に「キハダ」と「トチュウ」の種を蒔いた。

 いずれも将来的にはエース級の商材だが、薬剤として使えるのはキハダが30年、トチュウは、お茶として3年と、時間がかかる。

 そんなこんなもありながら、私は午後にS氏の見舞いに同乗した。近所のS氏は心筋梗塞で2週間前から和歌山医大に入院していたのだ。危機を乗り越えた彼は元気に対応してくれて「12日には退院する」ということだった。

 風貌は若いが73歳「もう二度とたばこは吸わない」と言い切った。また一人、客が減った。