恵みの雨

 朝から雨になった。足の小指の又が痛いので、病院に出かけた。診察の時に「2年前にもらった薬を塗っているが一向によくならない、以前はよく効いたのに」と訴えた。「薬も古くなると効力が落ちます」とドクターは言った。なるほど、そういうことか、そして以前とは違う薬を処方してくれた。
 帰りにJAに寄って、入荷しているホース類をもらってきた。入口がずいぶんと賑やかだと思ったら農機具などの展示会をやっていて、一番奥にO区長が座っていた。彼もソーラーを展示していたが「ソーラーは去年で終わった」と言った。売電の額が下がって、魅力がなくなったのかもしれない。

 冷やかしで覗いたら、独特の研ぎ機でチップソーの刃を研いでいる人がいた。兵庫から来た刃物屋さんだった。面白そうだなあと見ていたら、他にもハサミや包丁なども研いで見せてくれた。剪定ばさみの曲がった刃も実にきれいに研いだので、欲しくなって買い求めた。20センチ四方の箱型の機械の中央にダイアモンドのディスクが回っていて使いやすい。鎌などが遂げるように面がカーブしたディスクもセットで着いて14,000円だった。

 帰って、小雨になったので、早速、剪定ばさみを6丁、みかん取りハサミを5丁、高枝切りを2丁、包丁を1丁にチップソーを2枚にカンナの刃まで研いだ。

【今日の言葉】
人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる。(イラン・ツルゲーネフ:ロシアの作家)