プロ野球日本一を決めるヤクルトとソフトバンクの対戦が始まった。始球式の五郎丸の投球はさておき、すごい選手たちの戦いであることを再確認したい。
野球好きの少年が地元の少年野球チームやリトルリーグに入る。やがて彼らは中学校あるいはシニアリーグへと進み高校生となる。全国4,000チームに近い高校が甲子園で覇権を争い、ただ一校だけがその頂点に登る。
そして、甲子園や神宮や社会人野球でファンを熱狂させた選手らが、今年もドラフト会議で人生のスタートを切った。野球にかけた多くの若者たちの極一部だけが選ばれるドラフト会議。しかし、選ばれたからと言って先の保証はない。それがプロの世界。
千葉の少年野球出身の高橋由伸が、両翼90メートルの本球場でホームランを放ったのが小学4年生だった。来季から伝統ある巨人軍の監督を任されるが、こんな怪物たちの集まりがプロ野球なのだ。
そんな世界で130試合を戦って頂点に立った2チームが戦う日本シリーズ。今、ソフトバンクの松田がソロを放って1-0でリードしている。これを書き終えたらじっくりと観戦することにしよう。
【今日の言葉】
オリンピックで金メダル獲った奴が一番足が速いと思うなよ。世の中には、もっと足の速い奴がおんねん。速すぎてみつかれへんだけや。（松本人志）
