兆しが見えた

 レオの平日杯に出た。三日前に予約した8時54分が昨日の電話で9時22分になった。さらに、この組は、ロッカーもお風呂もなく、お昼は弁当ですが、若干安いですということだった。

 まあ、どうでもよいので「ああ、大丈夫だよ」と受け入れたが、今朝、顔を合わせたら3人とも40歳台前半のパワーヒッターだった。

 中でも、背が高い井上君は184センチもあって、スリムだがとんでもない飛距離でたまげた。

 よくよく話を聞いてみると、1994年市和商が甲子園に出場した時の4番打者で、その年のドラフト会議で広島カープから7位指名で入団した人物だった。

 野球経験者と言うのは、何となく雰囲気で分かるもので、彼も気付いたのか「萬ヶ谷さん、高校はどこですか?」と聞いてきたので「耐久だよ」と答えたら「ええ、伝統校じゃないですか。僕は、耐久出身の金森さん(中日ドラ1)とは、同期プロ入団です」と言った。

 在籍5年後の退団後にプロゴルファーも目指したという彼だが、感心したのは、ホールごとに落ちているタバコの吸い殻をせっせと拾ってカートの灰皿に集めることだった。

 今日もらった名刺に、座右の銘として「一期一会」と「善因善果」が書いてあった。いっぺんに好きになった。ちなみに、今日のスコアは89だった。