とにかくあちこちに物が増えている。11年前に帰って来た時に、とりあえず千葉にあってこちらにないものと、こちらでの遊びに必要なものを順次買いそろえていった。
パソコン、プリンタ、大工道具一式、テント、パラソル、ゴルフセット、一眼レフカメラとレンズ、バイク、車、エレキギター、オカリナなどなど。
今、それらがすべて有効に活用しているかと言えばノーだ。埃を被って眠っているものもある。パソ部屋が満杯に近くなっているので終活を兼ねて整理したい。
こちらに帰ってすぐに出会ったナナがもうすぐ11歳を迎えようとしている。彼女にとっては超高齢期に入っているが、彼女の主治医として毎日体をくまなく触診している。今、お風呂に誘ったがいやがったので、晴れたら二階のベランダで爽快にシャンプーしてあげよう。
昼前に買い物に出て、ついでに「稲むらの火の館」に展示させてもらっている津木寄合会のブースに写真を追加してきた。入る前に東南アジア系の一団が館に入ろうとしていたので背の高いひげの男に”ロザンの道案内しよ”風に「from?」と聞いたら「Malaysia」と返ってきた。2005年5月15日のスマトラ沖大地震と津波で少なからず犠牲者を出した国だ。でも民族衣装の彼女たちはとても明るくスマホで写真を撮りまくっていた。駐車場で軽トラの運転席に座って居るナナが一番先にモデルになっていた。館も国際的になってきたものだ。
