想定外を想定しろ

 爆弾低気圧が来た。テレビでは西日本のJRの特急が半数ほど運休にするという。近畿地方の雨量も記録的だと言っている。明日は恒例の川掃除の予定だが、副区長から「放送がないという声が届いている」との電話があった。広川流域の一斉作業なので当区だけの判断で実施の可否は決められないので町の判断を待っていると答えたが一向に連絡はなく、役場に電話して対応を確認した。
 土曜日だというのに多くの人が出勤しているのが電話の向こうで感じられた。たまたま担当者も出勤していて回答は「雨量が増えて中止の時は当日の朝に町放送します。放送がないときは予定通りで実施してください」ということだった。
 「わかりました」と電話を終えて夕方5時半に区内放送を入れた。「明日は8時から川掃除の予定、増水による中止の場合は町放送が入ります」と。ところが、それから30分もたたないうちに町放送が流れて「明日は川掃除です。環境の美化にご協力ください」と。なんだ、さっきの対応と違うじゃないか。夕方のニュースで紀南の豪雨による避難勧告のニュースを見て、各区から問い合わせの電話が入っての対応だろう。役場の対応にかなりのいい加減さを感じた出来事だった。もう20年以上も続いている行事だが恒例になったらあかんなあ。いつも想定外を想定しないと。