吉田沙保里選手にぜひ国民栄誉賞を

 13度目の世界一を決めた吉田沙保里選手(ALSOK)に政府は国民栄誉賞を贈る検討を始めたと言う。彼女の地元の三重県知事が要望書を提出したことに対しての対応だが、人類初の快挙に何で先に政府が動かなかったのかいらだたしい。今の政府では「それどころじゃない」ということか。第3次野田内閣がスタートしたが世間には「何も変わらないだろう」の厭世風が吹いている。そのうち週刊誌が今回入閣した某大臣の数年前の不祥事をあげつらってこれまでのように批判するのだろうか。
 
 電気・電子業界のリストラの嵐は過去にないほどすさまじい。週末ごとに新聞に電化製品量販店のチラシが入るが、今すぐ欲しい、あるいは買い換えたいものははっきり言ってない。これから電気屋さんはどんな路線を辿るのか、苦渋の選択を迫られている。優秀な社員をたくさん採用したが業績が滞り自社の扶養能力の限界を超えたので希望退職を募る。その結果、予定より多い希望者が名乗り出る。日本株式会社の弱体化が垣間見える。
 
 白井氏の通夜に参ってきた。スポーツマンであり、人格者でもあったので参拝者は多かった。本人にとっては幸せな最期であったが、喪主の奥さんは「ほんとに最期まで勝手な人で一人で先に行ってしまって」と悔しがっていた。ご冥福をお祈りする。