またもや捨て猫

 音白の草を刈った。オトシロは最初にこの地に住み着いた南方系の住民が付けた地名であろう。意味は不明だ。
 1時間ほどエンジンのうなりを上げて上半身のシャツを汗まみれにした。帰りに向かいのたっちゃんの小屋の前に「ホタル温泉」のダンボールが捨てられているのを見つけた。夕方の散歩でナナがフンフンと鼻を近づけると4匹の子猫が出てきた。捨て猫だ。
 放っておいたら死んでしまうのでさっきカマボコを刻んでやってきた。おそらく明日から住み着くであろう。
 最近、迷い猫が多い。少しでも甘い顔をすると「ラッキー」とばかりになついてくる。