落合博満のこと

 ゴルフの翌日は疲れが残るようになった。ちょっと情けないがまあ素直に受け止めよう。夏にかけて鍛えればいいことだ。ホワーッと過ごそうと思ったが、ダイニングキッチンの椅子が連日の80㌔飲んだくれの体重に負けて情けないことになっていたので曲がった金属の足を外して、座の部分だけを2×4で作った足に3脚分を乗せ変えた。

【ベンチ仕様のスタイルに変身】 
 一昨日買った落合博満の「采配」を読み始めた。ノンプロの東芝府中から25歳でドラフト3位でロッテ入りし、日本プロ野球史上に燦然と輝く三度の三冠王、通算安打は2,371、本塁打は510。2004年から中日ドラゴンズの監督を引き受け就任から8年間に2年に1回以上はリーグ優勝ないしは日本一を果たしている。昨シーズンで監督を引いた。マスコミは「強いだけでは集客はできないから」と報じたが真実は分からない。
 同じバットマンとして彼のバッティングは魅力的だった。特にセンターから右に飛ばすバットコントロールは天才的?だと思っていた。ところが、この本を読んで彼も天才ではなく努力の人だとわかった。「不安もなく生きていたり絶対的な自信を持っている人などいない」と言うし「自分の打撃フォームを固めていく為には正しいスイングを数多く繰り返すしか方法はない。何度もスイングを繰り返し、自分のスイングが固まってきたと感じたら実際にボールを打ってみる。そこで思い通りの打球が飛ばなければ、また出発点に戻ってスイングを作っていく。そうやって課題を克服しながら納得できるスイングをできるようになったら、今度は1,000回振っても同じスイングができるように精度を高めていく」のだそうだ。
 偉業というのはあだやおろそかでは到底なしえないということだ。少なくとも毎日ゴルフクラブに触れることだけは続けていこうと今誓った。