お帰りには近江牛

 3日間たっぷり滑って朝から帰路に着くと言う贅沢な一日だった。いつも立ち寄る信州中野IC手前のJA中野で今回は野沢菜の古漬けと白ワインを買った。
 今、無事に我が家に戻って書いているが、昨日のタンネの森オコジョの大股はり事件に触れずにはいられない。
 別に混雑しているわけではなかったがリフトの順番を急ぐ若者が飛び込んできたのでとりあえず右に逃げた。そうして元に戻ろうとしたのだがスキーが八の字に開いたまま後ろに動きはじめたので前にある鉄製の柵を持って止めようとしたら、そいつはただ置いているだけで簡単に持ち上がってしまい、その反動で上半身が後ろにのけぞって今までに経験したことのない180度開脚の後方倒れスタイルになってしまったのだ。
 「ギャー、股裂けるーー、あー膝が壊れるー」と叫んで倒れると、次に並んでいたボーダーの女の子が手際よくスキー板を外してくれた。何とか立ち上がって膝屈伸したら大怪我はしていないようだ。
 「ほとんど全てのコースに行ったけどタンネの森オコジョは通り過ぎるだけで申し訳ないよなあ」ということで立ち寄ったのだが、やっぱり来ない方がよかったみたいだ。
 帰路の多賀ICで食べた近江牛のラウンドステーキ120g1,800円はリーズナブルだったなあ。