昨夜は忠臣蔵の討ち入り

 「時は元禄15年12月14日、江戸の夜風を震わせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓、しかも一打ち二打ち三流れ・・・」「先生!」「おう!蕎麦屋か!」の曲中浪花節で有名な三波春夫の「俵星玄番」を聞きながら書いている。(何でもあるねんなあ)現代歴では1703年1月30日の出来事だとウィキペディアには書いてある。
 江戸城中、松の廊下で、赤穂藩主で勅使饗応役であった浅野長矩高家肝煎吉良義央に斬りつけた事件については多くの作家が書いているが、私の判断は「どっちもどっち」という域を出ない。
 会社で言ったら、管理職にある浅野が、いくら腹が立ったと言え、いやみ連発の吉良部長に切りかかったのはやはり浅薄で思慮が足りなかった。その結果、浅野家断絶、47人もの同僚を割腹させてしまったのだから。でも俺なら同じことをしていたかもしれないなあ。
 やっぱり人間は感情の動物で、あまりにも厭味な上司に出逢ってしまったら冷静な判断ができないことが往々にしてあると思う。間違ってはいけないのは、判断基準には常に「正義」がどこにあるかということだ。