意外とおとなしかったマーゴン

 久しぶりに家中の雨戸や玄関のシャッターを降ろしてマーゴンに備えた。最初は超大型で最大風速も70mにびびったが、案外おとなしく通り過ぎてくれた。ただ雨量は記録的で県内の各地で被害が出た。三日前にツーリングで通ったR311の本宮町皆地のトンネル入り口の山崩れや新宮の熊野川沿いの氾濫、さらには千人風呂で有名な川湯温泉の旅館街が大塔川の増水で浸水した。
 家の前を流れる広川も朝4時前に起きて河川雨量情報のHPをチェックしたら3時40分にダムへの流入量49.1立方メートル/毎秒、5時ちょうどに放流量35.6立方メートル/毎秒、貯水位は5時20分に141.77mのそれぞれ最大を記録した。
 明るくなってナナを連れて近辺を調査したが、田んぼから溢れる水が道路に流れてどこでも水遊びができた。野菜畑にも田んぼの溢れ水が通って、京ネギの根元の土をさらっていた。トマトの雨よけのビニールは風で飛ばされて、赤い実が数個、お約束のように割れてしまっていた。でも、これくらいの被害で済んだなら万々歳だ。

【朝5時の前の広川】