母の手術日

 気が付けば毎日同じ服を着ている。もうひとつ気温が上がらないのでベストとジャンパーが離せないのだ。昨夜は娘から妻に電話があった。連休に双子を連れて遊びに来る相談だったが、途中で「ちょっと揺れてる、けっこう大きいよ、ちょっと待って」と中断したようだ。その後テレビに千葉で震度5弱と表示された。今だに強い余震が続いている。慣れっこになっているかも知れないがこちとら震度5などかつて体験したこともない。
 今日午後1時から母の右膝関節の置換手術が始まる。すでに昨日から入院し準備しているが今夜は妻が付き添うことになる。前の左膝の時には術後数日は相当痛がっていたが今回はどうだろうか。自前の関節を取ってしまって金属に換えるのだから周りの組織も相当ダメージを受けるのだろう。でも乗り越えれば永年の痛みから解放されるのだからと80歳の決断は立派だ。自分ならきっと痛みに耐えられない。