7年ぶりに来たが、長野の志賀高原とハチ高原のスキー客は明らかに客層が違うなあと思った。こちらは子供連れがやたらと多い。それとボーダーが7割ほどを占める。やはり関西圏内で近いので「子供たちを連れてちょっと行って来よう」という感覚なんだろうなあ。スタッドレスタイヤの車も少なく、ほとんどが「雪があったらチェーン装着」派だ。 南向きのハチ高原スキー場のゲレンデにはスラロームのコースが上級・中級・初級と3箇所も作られていて、上級者用にはタイムが計れるようになっている。1回だけトライしたがスピードが出すぎて曲がれずに3つ目の旗で転倒した。年々来客が減っているみたいだが「どうぞ遊んでくださいよお」という経営側の配慮が汲み取れる。
宿泊したロッジえびす屋には、タオルもハブラシのサービスもない。一年のうちのわずかな期間で生業を立ち行かしていくには仕方のない選択なのだろう。でも、食事の時でも厨房が近くて、カニスキのあと「雑炊をしたいから生卵二個ちょうだい」とか「ご飯を洗いたいからザル貸して」というとすぐに出てくる。大きなホテルの接客にはない何かあったかいものを感じた。