バレンタインデー

 ローマ帝国の時代に皇帝が士気が下がるからと兵士に結婚を禁止した。これを気の毒に思ったキリスト教ウァレンティヌス司祭がこっそり兵士たちに結婚をさせたが、これがばれて269年2月14日に処刑された。この日を「愛の日」として夫婦や恋人同士で花やカードが贈られるようになったのがバレンタインデーの由来だという。日本では1936年に神戸モロゾフが新聞広告に「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」というコピーを出したのが最初とされる。「女性から一方的」に「チョコレート」を「愛の表現」として贈るのは日本だけらしい。
 現役の時には毎年義理チョコを頂いたが、彼女らの出費は大変であったろうと推察する。こんな義理チョコにお金を遣うなら、もっと有効に遣おうと大阪のある企業の女性社員たちがNGOを通じて、東南アジアの子供たちに奨学金の寄付をしているという記事があった。また同じ大阪で小学6年生らが企画した黒白(こくはく)大福を和菓子屋で売り出して、売上金の一部を地域緑化のために寄付するというニュースもあった。今はやりのタイガーマスクつながりだ。今年もかろうじて妻から一個来た。