満開の桜

　朝から広川ダムの桜を見に行った。見ごろの満開の桜たちが迎えてくれ、曇天で写真に収めるのには最適だった。

　広川ダムは昭和50年（1975年）に完成し今年で47年目になる。昭和28年の紀州大水害で流域に惨事をもたらしたため、治水のために作られた。

　その後、地元の方たちが中心になって桜の木をおよそ1000本植えて、毎年楽しませてくれている。

　一時は、おでんの屋台なども出て賑わっていたが、時の趨勢によって、ひっそりとした隠れ名所になった。すべてを見てきた老木たちは何を思っているのだろう。