ロコ・ソラーレの快進撃

 17日間に及ぶ北京冬季オリンピックのフィナーレは女子のカーリング競技だった。前回、銅メダルを争って勝った英国に、今日は大敗した。

 

 でも、北国出身の選手らが、他国のチームから羨ましがられるほどのチームワークで決勝に進出した。

 

 彼女たちの出身チームは北海道北見市常呂町アイヌ語の「トー・コロ」(のある所)から来ている。チーム名は「ところっこ」のロコに、イタリア語の太陽を現すソラーレを付けた。

 

 1981年(昭和56)の天皇杯争奪全日本軟式野球大会が網走市で開催され、常呂中学校のグランドで行われた。丸善下津の最後の全国大会だったが、グランドからオホーツクの海が見渡せた。

 

 その後、転勤で札幌に3年間、居を構えてから何度か訪れたが、懐かしの地のひとつだった。

 

 今頃、厳寒の地で暮らす人たちだけでなく、日本中に、大いなる太陽の暖かさを注いだに違いない。ありがとう、ロコ・ソラーレ