絶好の季節

 何をするにも適した季節だが、世間は沈みがちだ。副区長のお仕事で、新しくなった農協で出金して、その足で役場に向かい「みどりの募金」をした。

 

 農協の窓口の女性に「新しくなって気持ちいいね」と言ったら、「はい、気持ちいいです!」と明るく弾けた。

 

 出かけたのはそれだけだが、夕方にサロンに2台のバイクが止まって缶コーヒーを飲んでいた。ナンバーを見ると「熊本」と「富士山」だったので「ええっ、ずいぶん遠くからだね」と話しかけると、若者は「自分は白浜の旅館で働いていて、このナンバーは住民票のあるところのもの」と答えた。

 

 平日にバイクを連ねてツーリングしている形だが、実際はコロナ禍で閉店している旅館の実態が推測された。