和歌山県日高郡美浜町三尾は、小さな漁村だ。ところが、かつて明治の時代にカナダやアメリカに移住して、サケ漁などで成功して財をなすものが現れた。
その筆頭が工野儀兵衛という大工で、カナダのバンクーバーに勇躍移民した。その後三尾出身のカナダ移住者は2000人を超え、その仕送りで三尾村は裕福な村になった。
やがて成功者たちが帰国して、カナダ風の建築物を建て始め「アメリカ村」と言われるようになった。
小さな集落を巡ったが、所詮、収入は漁業しかなく、民家は寄り添って建っている。今は、その歴史を、今日立ち寄ったカナダミュージアムでカフェを頂きながら展示物を見せてもらった。