初集会

 今年の区の行事を決める初集会が、午後1時半から開催された。出席者は年々減少して15名だった。

 昨年から区長を拝命したT君が「何も分からないままに勤めさせていただきましたが、無事1年が過ぎました」とのあいさつの後で議事に入った。

 途中、昨年の町議会議員選挙で当選した大向君が顔を見せて、彼なりの抱負を語ってくれた。

 いつもなら、夕方には終わる会議が20時過ぎまで長引いたのは、何かが変わる時に必然な時間だった。

 これだけ人口減少と高齢化が進む中で、去年までできていた行事ができなくなるというのは往々にしてある。それが今年ということだ。

 メインとなる5月の「区民運動会」は、名称を「区民親睦会」と名を変えて、スポーツ大会から「弁当を食べる会」になった。外部からの来賓を招くことなく区民だけの行事になった。至極当然の「何かが変わる時」の発熱だった。きっと明日には醒める。