故郷は何も変わらない

 ITがこれからの世界を支配する構想が研究されていて、かつての「京」をはるかにしのぐスーパーコンピュータの設置が進んでいるという。

 とはいえ「人の心」が置き去られていいものか。アフガニスタンで医療活動と、庶民の生活に必要な水の確保に、全身全霊を捧げてきた中村哲氏の訃報は世界中に波紋を起こしている。

 名前が「哲」で、わずか4歳年上なだけだ。私には何もできないが、この事象に対する地球人の「思い」を、スパコンはどういう言葉にするのだろうか。

 

 年賀状の季節になった。去年の名簿から「喪中はがき」を引いたら133枚になった。いつでもやめられる年賀状だが、ちょっと意地を張ってみたい。