結婚記念日 

 37回目の結婚記念日、翌年生まれた長女は36歳になるはずだ。今日は、薬草畑の作業日で、二人して畑に出かけた。

 なんやかんやで、9時から17時まで作業して帰ったら、ばあちゃんが置いてけぼりを食ったみたいな顔で「何にも聞いてないんでさっぱりわからん」と迎えてくれた。

 二人とも働き過ぎて後遺症が出ている。私は帰ってすぐにシャワーを浴びてビールで生き返ったが、母ちゃんは「頭が痛い」としばらく2階で寝てきた。


 そんな結婚記念日だが、あの日、有田川の鮎茶屋で90人の来客を迎えて4時間の披露宴を展開したことを思い出しても反省しきりだ。

 山口百恵が著した「蒼い時」に委ねて、私の至らなかったことを許してもらおうか。