大谷を連日大絶賛

 オータニサンが連発だ。それもサイヤング賞投手のクルーバーからだ。4回まで一人のランナーも出せていなかったが、この回1アウトからセーフティバントを決めたシモンズを二塁に置いて、外角のフォーシームを軽く振りぬいた球はセンターに高々と上がって、ロックパイルに吸い込まれた。

 その前の打席で同じような球を見逃して三振だったが、私にはボールに見えた。大谷にもその感覚があったような見逃し方だった。

 追い込まれたら決め球に同じコースを攻めてくると読んでいたかのように、やや甘く入った外角球を腕を伸ばして完璧にミートした。

 さらに延長の10回にクローザーのアレンの151キロをセンターにはじき返してマルチ安打、延長11回に味方のコザートのサヨナラホームランでチームは勝った。

 存在感が圧倒的になってきた。