ガングリオン

 数日前に右足の親指の付け根にプクッとしたふくらみができた。ああ、また脂肪が溜まったんだなと思って、縫い針を火にあぶって消毒して内容物を抜きにかかったが、今回はうまくいかなかった。

 今日、済生会有田病院に行き、案内のお姉さんに聞いたら「整形外科ですよ」というので、それに従って手続きを進めたら、すぐに診てくれた。

 私は「脂肪溜ができたので」と書いたのだが、ドクターは「これはガングリオンです。もう少し、大きくなったら、圧迫してつぶしたらなくなりますよ」と言ったが、もう少し育てる気持ちもないので「今すぐに抜いてください」とお願いして、注射器で抜いてもらったら、3ccほどの透明の液体が出た。

 帰って、ネットで調べたら、体の一部が何度も叩かれたり、酷使されたりすると人間はクッション材を作るということで、内容物は脂肪ではなくて関節などに存在する潤滑液などらしいが、その生成過程はいまだ解明されていないということだ。
 ふくらみがとれたので、年が明けたら早々に履く予定のHEADのスキーブーツを整備した。