尾道刈り

 早くも一年が経ち恒例の尾道刈りだ。8時前に集合して役割り分担をしてから軽トラ2台のケツに揺られて山に上がった。途中、8月の何度かの大雨のために道が相当荒れていたが、四駆はものともせずに駆け上がっていく。

 やがていつもの場所で車を降りて3組に分かれて作業を始めた。私とM本君は去年と同じ最長、最高ルートを歩いたが、植林が大きくなってほとんど草が生えてなく、ただ坂道をあえぎながら登って、そして下ってきた。

 10時に作業が終わり、いつものように我が家のウッドデッキで一杯やりながら、今後について意見を交わした。第一声は「これ、いつまでやるの?」だった。「やる意味が分からない」「区外の人から区費をもらうためじゃない?」「山火事の時の消防隊員の活動路では?」などと、やはり、いつもと同じ意見が出る。

 個人的には必要のない作業だと思っている。「区費」については対象者は一部であるし「防災」についてもいざ山火事になった場合、消防隊員が山道で何ができるかと考えたら今時滑稽な話で、いづれも確固たる理由付けができないからだ。

 結論的には「まあ来年もこのメンバーが生きてたらやるしかない」くらいに落ち着いて1時間ほどの打ち上げはお開きになった。今日の平均年齢は66歳、やっぱり私の年齢だ。