ペンキ塗り

 まずは工場の屋根から塗り始めた。ネットで買ったミニ塗装機の威力がどこまで発揮されるか期待したが、自由に曲がるスプレーノズルをつけて始動したら、シャワーにならずにペンキが棒状に飛んで話にならない。

 仕方なく、直進するノズルに変えてトライしたら、何とか噴霧する状態になって、作業に入った。でも、期待値には程遠く、ペンキが減る量に反して塗装面が拡がらない。結局、工場の屋根の4分の1を塗った時点でお昼になってしまった。

 さらに、午前の作業終了前に、やっぱりこのノズルも噴霧をやめて、棒状おしっこになってしまった。昼食後に、ヘッドの洗浄をして再稼働したが復活せず、日本ワグナー社製の「ミニペインター」10,800円は、2時間でオシャカとなってしまった。皆さん、買っちゃだめですよ。

 結局、買いおいていた細いコロコロで、二人で塗り続けたが、午後4時にペンキが切れてしまって終わりにした。

 三つの屋根の総面積を算出して、14リットルのペンキ2缶を買っておいたが、最初の工場の屋根で使い果たした。さらに、4分の一が未塗装だ。何を間違えたのかというと、屋根のトタンが波板だったということだ。平面と波板ではどれだけ面積がちがうか、明日計算して報告する。

 午後4時に撤収して二人ともシャワーを浴びて、私は前のベンチでビールでも飲んでくつろごうと思っていたら、徹が「海に釣りに行きたい」というので付き合った。御坊火力発電所の近くの桟橋でルアーを投げたがまったく反応なく、次に煙樹ヶ浜に行って青物を狙った。1時間ほど粘ったが、釣果はなく、マツゲンでビールを買って帰宅した。

 でも、徹は久しぶりの帰郷と「釣天国和歌山」を体験したので満足したのか、夕食のビールでくたびれて、早々に2階に上がった。ベランダの椅子で寝ているのか、部屋で転がっているのかは分からない。明日は千葉に帰るそうだ