コマンド和歌山の新年会

 母ちゃんは今日も里に出かけたので、バスに乗って出かけた。湯浅駅に着いて、電車の時刻まで40分ほどあったので、町内を散策した。かつて熊野詣の宿場町として「湯浅1000軒、広1000軒」と言われて栄えた町だが、今は人が住まない空き家が目立つ。軒先には「瓦の落下に注意」などと書かれた家もある。
 
 さて、加茂郷駅で降りて迎えのM氏の車に乗せてもらって、塩津の蛭子神社でお祓いをしてもらった。その後に、海南駅前の香州園で新年会をした。総勢14名、ええおっさんらが飲むわ食うわで大盛り上がり、しこたま大騒ぎのあとで散会したが、会計をしたら一人当たり4,000円でおつりがきた。お運びの女性も「まあ元気なおじさんたち」と舌を巻いていた。

 その後も、同じ店でコーヒーを飲んでくつろいだようだが、私は一人で南向きの電車に乗って帰った。と、思ったのだが途中で貴重品が入った手提げかばんがないことに気づいて初島駅で降りた。

 駅員に確認してもらうと「海南駅に届いている」という。ああ、やれやれだ。免許証から銀行カードからすべて入った財布なので、一大事を免れた。再び電車で北上して海南駅で受け取ったら、午後4時を過ぎていたので、母ちゃんに電話して加茂郷駅で降りるので乗せて帰ってと連絡した。

 で。いま無事にこれを書いている次第だ。この間の「メガネ焼失事件」に続くていたらくだ。酒を飲んだら何をしでかすか分からない。今一度肝に銘じて「貴重品は持ち歩かない」ことにしよう。