ちょっと本音を

 暖かい一日だった。昼前にサロンに出てカメラを構えていたら、向かいの柿の木にヒヨドリがたくさん来ていたので、荒神橋まで近づいて何枚か撮った。フジフィルムのFINEPIX S9800は前のHS10より格段に進化している。

 昼食を終えて、やはり表に出てラジオを聴いていたら、片づけを終わった母ちゃんが「歩こうか」と言ったので、ちょっと早いけどホタルの湯コースに時計回りで向かった。弘法の曲がり角で友達のイクちゃんに出会った。彼女は、逆回りで歩くとのことだ。
 
 あまり書きたくないが、母親の認知症が進行して「ありもしないこと」を言って、一人で憤慨するケースが多くなった。その都度、我々二人が悪者にされ、迷惑この上ない。
 病気だから、仕方がないが、何もない穏やかな日が突如として修羅場にされてしまう。認知症の親を持つ現場は、決して楽しくはない。早々に散歩に出たのも、それが原因だった。