太陽と月と人の関係

 2月27日のABCラジオ(ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です)でゲストに出ていた民族情報工学研究家井戸理恵子氏が書いた「こころもからだも整う しきたり十二か月」という著書を取り寄せで手にした。
 まえがきから少し●かつて日本人は、お正月に独楽を廻したものです。なぜお正月に独楽を廻すのか?独楽は、軸が安定して廻っているときは倒れませんが、止まると倒れてしまいます。これを人に置き換えてみると、自らの軸が安定しているときは不安にならずにひたすら動き続けますが、ふと立ち止まったり不安を感じたりすると、途端に崩れてしまう。昔の人はおそらく正月の独楽をしたためて、子孫にそれとなく本質を伝えようとしたのではないかと思うのです。では、その本質とは何か?それは「どんな場合においても変わらないものをしっかりと見定めよ」ということではないかと考えます●
 ブックカバーの端に「旧暦の知恵、月ごとのしきたり・行事…… 身の回りの樹木、花の開花や鳥の声から季節を読み取り、こころとからだを整える。365日かけてゆっくり読んでください」と書いてある。そうさせてもらおう。