人力の可能性

 お馴染みの鳥人間コンテストが行われて今夜放映されている。第36回だそうだが、過去東北大が2連勝していてその阻止に各グループが挑戦している。
 この間見た宮崎駿の「風立ちぬ」では、堀越二郎が設計した機体に三菱の1000馬力以上のエンジンを搭載したゼロが当時の最優秀戦闘機になった。
 鳥人間の原動力は一人の人力だ。馬力に換算しても10分の1ほどだが、計算しつくされた美しい翼を持つ機体は、彼らの期待を受け止めて琵琶湖の湖面をすれすれに飛びつづける。東工大のフライトで折り返し地点を経て20.3キロメートルだった。全力を尽くしたパイロットは嗚咽したが十分な記録だ。チャンピオンの東北大のフライトが今から始まるがさてどうなるのか。
 今日も1日雷雨でたっぷり降ってくれた。