楽園で遊ぶ人たち

【27日】
 朝からケヤキテーブルの組み立てをした。ずっしりと重い盤面が魅力的だ。通りかかったアキラに手伝ってもらってウッドデッキまで運んだ。
 ソフトボール仲間の母親の訃報があったので昼前に塩津までバイクでお参りした。95歳の大往生だった。仲間本人が70歳近くなのだから当然の年齢だ。その帰りに糸我のラーメン店で「塩バターラーメンの単品」を食べた。この店に寄るのは久しぶりだった。午後1時を回っていたのでアルバイトの若い女店員が「まかない」をもって隅の席に行き店長に「お先にいただきます」と言って食べ始めた時だった。この店はおいしいので「まかない」もきっとおいしいだろう。
 帰ってしばらくして今夜の食材を調達しに行った。焼肉用の高級牛肉、トントロ、こてっちゃんに腸詰ソーセージ、野菜はキャベツ、アスパラ、きのこ、カボチャにジャガイモ。5時半から火を起こし始めて同時に「プシュッ」とアキラが差し入れてくれたアサヒの黒ビールで宴会は二人から始まった。その後招待客もボチボチ集まって、中には一人、スクーターで通りがかった巡査が匂いをかぎつけて、出直してきて、都合8人の楽しい宴は8時ごろまで続いた。今日買ってきた300Wの投光器も十分役目を果たした。
 あ、そうそうブログを見て差し入れてくれたN子さんからの鹿の燻製もビールのつまみに最高だったよ。

【どうですかケヤキのこの風格(白いのは設計図)】

【まさに人生の楽園ですなあ】

【28日】
 二日酔いであったが朝の8時からみかんの下草刈りをした。晴天であったが風がさわやかで以外に汗もかかずしんどくはなかったので調子に乗って音白まででかけた。結局3時間の労働で家に帰ったら11時過ぎだった。
 とりあえず「プシッ」とクリアアサヒに涼を求めた。そのうちにお昼になったが、午後3時からOB会の総会が和歌山市であり、食事も出るのでご飯は食べなかった。1時半に母ちゃんに湯浅駅まで送ってもらった。
 総会への参加は初めてであった。会長の挨拶や各部会の活動報告、会計報告などで1時間が過ぎ、宴会に入った。旧交を温める儀式があちこちで展開されていた。しかし個人的な感想としては、これから定年を迎える若い人は好んで入会するかと言えばNOだな。
 時代の変遷があって「良き時代」で定年を迎えた人たちと「会社も個人も危うい時代」を経験した人たちとはいささかの温度差があるのだろうと感じた。事実、最近定年を迎えた人のOB会加入率は半分以下になっているらしい。このシステムが未来永劫ということはありえないだろう。