勝負師「杉原輝雄」のお別れ会

 杉原輝雄プロの「お別れ会」があった。74歳で前立腺がんと戦いながら男子プロツアーに参戦し続けた。今日のお別れ会では、ライバルの青木功プロが「まむし」と言われた勝負師の根性を褒め称えた。青木プロにとって昨日は奇しくも1983年にハワイアンオープンで最終ホール奇跡のチップインイーグルで初優勝した日だった。AONで日本のゴルフ界を沸かせた尾崎将司中島常幸も同席していた。
 年齢的には少し上だが、彼らの勝負師としての根性は、ゴルフを老後の楽しみと位置づけている私とはまるで違う。遺影みたいに放映された杉原輝雄のドライバーショットは、非力な体躯をカバーしようという想いがこもっているが、決して推奨できるフォームではなかった。でも、何か別の力で勝ち続ける。杉原様すみません。もっと気合を入れてやります、と言わざるを得ないなあ。