「南極料理人」を見た

 母ちゃんがアクオスブルーレイディスクに録りためてくれている番組で映画「南極料理人」を見た。この映画は前評判で絶対見に行こうと思っていたが結局叶わなかった。
 堺正人が主演で男ばかり8人が南極の、それも昭和基地ではなく、そこから1,000k以上も離れた標高3,000メートルを超えるFUJIドームで400日以上を暮らすと言う設定だ。いや、実録の再現だ。
 時間が経つにつれ、限られた空間と毎日出くわす同じ顔、それも男ばかり。徐々に精神が蝕まれてくる。若い隊員は1分780円と言う高価な国際電話で繋がっている彼女に、あまりにもつまらない毎日の報告だけでやがてあきられ、そして振られる。
 でも全編、喜劇で通してくれたので何とか気持ちよく見られた。これが、隊員の不慮の事故などからめば見ていられなかっただろう。監督も主演の堺も共演者も実にわきまえたストーリーで大笑いしながら大いに楽しむことができた。