しらす丼を先に食われた

 津木中学校から封書が届いていた。ああ、この間の文化祭への出展のお礼だなと直感したが、あて名が「萬ヶ谷徹」様となっている。開封してA4一枚の中学校長名での文書も律儀に「萬ヶ谷徹」様宛だ。確かにそのような名前の人も知っているが私ではない。私は、出展予約表みたいなのに「萬ヶ谷哲」と書いて出したし、作品のタイトルにも同様に書いて貼り付けた。一体誰がどんなプロセスを経て「哲」が「徹」になったのか、とても興味深くて真相を知りたいなあ。
 昨日私が寄合いで留守にしている間に大阪に住むいとこの洋次郎ファミリーが、湯浅に「しらす丼」を食いにきたついでに墓参りに立ち寄ったとのことだ。今どきグルメ番組が多くて、隠れた名所が次々と紹介されている。わしらも食ったことのないしらす丼を、大阪もんに先に食われてしもた。えらいこっちゃ、これは近いうちに食いに行かねば。