のぼりが立った

 午後一で祭の幟(のぼり)を立てた。毎年同じ人らが同じことをしているのに、必ず仕上がりが違う。そして手順を間違う。みんな60歳界隈で、あーでもない、こーでもないと二倍も三倍も時間をかけて何とか今年も幟は真っ直ぐに立ち、昭和40年代に作られた「落合若者中」と書かれた旗が秋風にはためいて祭の雰囲気をかもし出した。
 もうすぐ19時から、獅子舞と笛の本番に備えた最後のリハを行い、これは良くても悪くても30分くらいで終わって宵宮、あるいは夜宮の宴会に突入する。
 楽しみの少ない田舎では、この行事が一年のメーンエベントで心待ちにしている人も多い。私も、5年前には、この田舎者めがとハスに構えていたが、最近はかなり田舎者化が進んで「今夜はちょっとはしゃいでやるかあ」的な気持ちに傾いている。
 今日、昼すぎに、この間町議選に立候補して無投票で当選したO氏から電話があった。先日出来上がった巨峰ワインを会計の明君を通じて進呈していたのだ。「さっき祭のなれずしを出したので、早速いっぱいよばれたら何とフルーティでおいしいいことか。こんな貴重なものをいただいてとても有難う」という内容だった。
 確かに初めて作ったワインだが「フッフッフ、やったな」というできばえで、自分へのご褒美にいきなり2本飲んでしまったが、あとは大事に置いてある。安心せえよ、千葉で待ってる者たちよ。
 おおっと、時間が近づいてきた。行かねば。