イタリアと対戦中

 三日ほど前の新聞に、野球漫画を描く作家が「大谷の出現でストーリーが考えられなくなった」と述べていた。

 

 オーストラリア戦での、自分の画像が映るバックスクリーへの大ホームランなど、見ている者がここで欲しい「まるで漫画のような」シーンを、平気で実現してしまう。

 

 今日も、重苦しい3回裏の攻撃で、四球で出た近藤を置いて、3番大谷は意表を突くセイフティバント、焦った投手が一塁に悪送球してチャンスを広げ、4番吉田の内野安打の間に近藤が還り先取点、さらに6番岡本がレフトスタンドに3ランを放って、一気に4点を奪い取った。まさに大谷が呼び込んだ4点だった。

 

 この展開は「あぶさん」で有名な水島新司氏の「一休さん」を思い出す。

(ウイキから抜粋)

 【巨人学園高校野球部に突然入部してきた男、真田一球(さなだ いっきゅう)。彼は実は忍者の子孫であり、驚異的な身体能力を持つが、なんと野球のことをまったく知らないのだった。破天荒な彼のプレーが、巨人学園に大波乱を巻き起こす。】

 

 一球は四球で出塁して、あれよあれよと野手のタッチを交わして、ホームまで還ってきて最後はバック転でホームインするのだ。(だったかなあ?)

 

 イタリア戦は7回を終わって9-2でリードしている。村神、岡本にも連続タイムリーが出て一安心だ。フロリダで日本の桜を咲かせて来てくれ。