10時頃から、ツユアカネの木に鶏糞をふるまった。今年は過去最高の収穫で、これまでの赤字を埋める初めての「お礼肥」だった。
鶏糞は、寺杣のヤマギシが都度出しているもので、見届けた者が我先にともらってくる。
成樹2本に一袋の割合で、鶏糞をぶちまけた。受粉樹の南高梅は十分成長しているので、ツユアカネの木だけにしたら14袋で済んだ。
1時間ほどで作業を終えて、空き袋を片付けていると、そこに「給与」という文字を見つけた。
広辞苑で調べると「①金品をあてがい与えること、また、その金品」とある。
長いこと、給与の仕事に携わってきたが、人もニワトリも同じなんだ、ということに気が付いて、一人で大笑いしながら納得した。