数日前にワンコ2匹を連れて朝の散歩に来たK君が「前の田んぼにえらいもんができちゃうよ」と私に言って、持ち主のA君に電話してあげると言って帰った。
早速カメラを持ち出して撮ったが、これはジャンボタニシの卵で、孵化したら大変なことになるという。和歌山市内ではほとんどの田んぼにはびこってぐちゃぐちゃになってるらしい。
出勤するA君を待ち受けて、その旨を伝えたら「もう何年も前からいっぱい付いている」と言う。ええっ、そうだったのか。
ウイキで調べたら、タニシの名が付いているがスクミリンゴガイという別の貝だ。日本へは食用として1981年に台湾から長崎と和歌山に持ち込まれ1983年には養殖場が35都道府県の500か所にものぼったが、採算が合わずに廃棄された。世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の1種ともなっている。
広範に稲作を請け負っているKさんに「あなたの作っている田んぼにはないか」と聞くと「ないわ。この川から水を引いている田んぼだけにある」という。彼の持論では、バス釣りのエサとして持ってきて、余ったのを川に放ったのではないかという。