近々テレビドラマで二宮が主演で坊ちゃんをやるというので、原作を読んだ。３０年以上ツンドクになっていた現代文学全集から「夏目漱石Ⅰ」を拾い出して二日で読み終えた。もっと長編かと思ったが短編に近かった。
ストーリーはみなさんご存知の通りなのでいまさら解説はしないが、初めて読んだ感想としては「何でこんなものが名作なの？」だ。確かに無駄な表現はなくテンポよく進むが、ストーリー性も浅はかで評価しがたい。でも過去には何べんも映画化されて、登場者のキャラクターもそこそこ固定化されている。
狸だの赤シャツだのマドンナなどだ。ニノのドラマで彼らがどう表現されるのかちょっと興味深い。
【今日の言葉】
ひとつのマンガを作るって、そういうイマジネーションをムチャクチャ消費するの。懸命に夢を見て、その夢を紙の上に実際に描かなきゃならない。（赤塚不二夫）
