感動の一曲

 YouTubeでいろんな曲を聴いているうちにやっぱり歌手はうまいなあとつくづく思う。アローナイツの「流氷」を聴いて一緒に歌ったりしているうちに「オホーツクの舟歌」というのが出てきた。1960年に映画「地の涯に生きるもの」の打ち上げ時に、主役を演じた森繁久彌が即興で作ったといわれる。映画はオホーツクに暮らす漁師たちを描く。9月になると海は荒れ始め、漁師たちは「留守番さん」を残して次々と知床半島から引き上げる。ところが腹を空かしたネズミが漁網をかじり、それを防ぐために猫を持ち込んで、その猫にえさをやるために一人の老人が番屋に残り、厳冬の知床で春を待つ。
 若いころの倍賞千恵子が情緒豊かに歌い上げる。鮭が大漁に獲れた時のクライマックスに身震いする。
【オホーツクの舟歌
https://www.youtube.com/watch?v=bsNaaaQ00to