座高測定がなくなる

 2日の読売新聞のコラム”編集手帳”で「小学校の健康診断から座高測定がなくなる」と書いていた。理由は「意味がないから」だって。意味のないことを何十年も続けてきたのは何だったのか。それなりの理由があったはずだがどうだろうか。
 この質問に、yahoo知恵袋のベストアンサーを引用すると「昭和初期の頃は胃や腸など内臓が発達している事が健康のバロメーターとされていたそうで、 座高が高い=内臓が発達している、健康だ、という考えだったそうです。そして徴兵検査の際、身体の発達具合や健康さを見極める検査の一つとして使われてた座高測定が今現在も続いてるみたいです。ちなみに現在では机やイスのサイズの参考くらいにしか使われてないそうですよ」と書いてある。

 当時は”座高”の数値が高いことは自慢できなかった。いわゆる胴長短足の日本人体型の代名詞だった。幸い私は胴短長足のDNAで顔はともかく体型的には気に入っていたが。
 顔が大きくて上半身が発達している人がトラックの運転手をしていると、外から見ると大男に見えるが、この人の座高が高い場合、トラックから降りてきたら「えらいちっちゃなおっさん」が現れることがある。かつてそんな人を一人知っている。