K教N教会の秋の大祭だった

 N教会の秋の大祭で朝から二人で出かけた。いつものように一日がかりだ。母ちゃんは昨日も来てるから二日がかり。私に重要な仕事は祭壇に供える魚介類を装飾して大皿に乗せてさらに三宝にのせること。例えばばかでかいタイを尻尾と口を白いナイロンひもでつないでいかにも水面で跳ねているような形にして中央に蝶結びをつける。春の大祭でやっているが半年でほとんど忘れている。3人がかりで記憶を辿りながら1匹2匹とやっているうちに何とか感覚が戻った。難しいのはゆでだこ。大きなタコを8匹も1つの皿に盛りつけて衆目にさらす神棚に載せるには形も大切だ。
 1段目に4匹をぐるっとまるめて2段目は3匹をまるめ、1番上に割り箸をさして頭をもたげた1匹を載せて仕上げた。我ながらの出来栄えだ。その他に野菜やお菓子、柑橘や焼酎などが供物として供えられる。

【こんなんです】

【そしてこうなります】
 1時半からの行事が無事終わって後片付けをしたら夕方の6時だった。降りしきる雨の中、家には6時40分に到着してそれからお土産の直会(なおらい)の赤飯とたこ足のさしみで夕食を楽しんだ。放って行かれたナナは帰るなり私の手首を強く噛んだが、おしっことうんちはばあちゃんが前の河原に放してすませてくれていた。

 新風呂の二日目は湯温を1度上げて43度にした。前にはとろかったシャワーも勢いよくこれでもかと頭皮を刺激する。じわじわと喜びが込み上げてくる。明日は残りの大工工事も来てくれるだろう。