君が代が聞こえる

 今朝の散歩の時にどこからか「君が代」のメロディが聞こえてきた。耳を澄ませば小学校の体育館からで、どうやら先生が早く来てピアノの練習をしているようだ。そうか卒業式のシーズンか。在校生44名の津木小学校から何名が卒業し、そして4月には何名の1年生が入ってくるのだろうか。
 帰って新聞に目をやると読売の「顔」欄に「中央教育審議会に就任した神戸製鋼ラグビー部総監督平尾誠二(48)」とあった。この審議会は文部科学省におかれ、教育界、行政、企業、スポーツ界などから30名の委員が選出されている。これらの人達が教育の振興や生涯学習の推進などについて意見を寄せ合って文部科学大臣に意見を述べる、とウィキペディアにある。
 30年ほど前に泣き虫先生山口良治監督が率いる京都伏見工業高校ラグビー部が、丸善石油下津製油所で合宿練習をしたことがある。いずれも日に焼けて真っ黒な顔の選手たちの中に、ひときわ黒い顔でキリッとした眼をした礼儀正しいキャプテンがいた。それが神戸製鋼を日本選手権7連覇に導いた平尾誠二だった。