三度目の自然薯を植える

 昨年12月に収穫した自然薯(ヤマノイモ)を、同じ土に横に埋めて保存しておいたがほとんど食べつくしたので、残していた雁首(芋の上部)を20本ほど均等に植えた。さらに小さな雁首や芋を10本ほどその隙間に植えた。スーパーなどでは中国原産のナガイモなどがヤマノイモとして売られているが自然薯は日本古来のもので、この苗も7年前に山で採ったムカゴを発芽させて植えて今日に至っている。
 自然薯の料理法としては昔からすり鉢で摩り下ろして、そこに具のない味噌汁を少しずつ垂らしながらかき混ぜて作る「とろろ」が定番だ。これを熱いごはんにかけてズルズルと頂く。他の料理法としては、摩り下ろしたモッチモッチの自然薯をスプーンで丸く掬い取って鍋の具にしたり、フライにしたりする。芋自体には味付けしていないので、素朴な田舎の味だが、何か不思議な自然のパワーを頂いている気がする。春に三日の天気なし。天候不順の時季だ。次の収穫は3年後の秋。