母ちゃんが録画してくれた最終回を見た。かつて、ここまで注目した大河ドラマはなかったと思う。関ヶ原の合戦による敗北で、蟄居の身とされたのが和歌山の九度山であったことが親近感を覚えたのかどうかはわからないが、三谷幸喜の脚本によって見事に「日の本一の兵(つわもの)」として現代に蘇った。
史実はどうかわからないが、刀剣や銃によって覇権を競う時代に生きる者たちは大変だったと思われる。おそらく、高いびきで寝られる日など一日たりともなかったであろう。ましてや、その男どものドラマに振り回される女どもも、やはり日々戦場であったことだろう。
歴史はそして今に至る。我が家の祖先はどうしてその時代を過ごしてきて、脈々と生を永らえてきたのか。少なくとも、子孫は絶えることなく自分に至っている。