芸術の秋に

 昼前にレジャー椅子と絵画材料を持って我が家の田んぼの上にある旧K宅前の木陰に陣取った。シロが目の前につながれているのでナナは連れてこなかった。少し高台から小学校方面の全景をスケッチした。お昼を挟んで彩色まで進んだが完成には至らなかった。やはり建造物を描く場合は立体を合理的に描写する必要があるので手間がかかる。
 さらに刻々と変化する光と影をどう取り入れるかも重要だ。午前と午後では太陽が動いているし空の雲も次々と形を変えるので光陰はまったく違うものとなる。一応デジカメで撮ってはいるがやはり現場で風を感じながら仕上げたい。写真も絵も時間を切り取ることでは同じだが、切り取られた時間は絵のほうがはるかに長い。

 今すぐ上手な絵を見たい人はまがさんHPのリンクに長谷川隆氏の「水彩画廊」があるので、そちらで楽しんでくれ。